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客観的な視点と写真の上達

 

 

6月の写真教室は、クラスの枠を超えた合同レッスンを行いました。

 

「もっと写真が上手になりたい!」

「組写真で自分の思いを表現したい!」

 

そんな熱意あふれる受講生の皆さんに、今いちばん大切にしていただきたいこと――

それは、“自分の写真を客観的に見る”視点を持つことだと思います。

 

もちろん、写真は趣味ですから「自己満足」で終わっても構いません。

 

ですが、将来、写真展に出展したり、お友達に見せたりする場面を考えると、**「他の人にどう伝わるか」**という視点を少しでも意識することで、表現の幅は大きく広がっていきます。

そうすると、写真を撮ることが「楽しい」だけではなくなる瞬間も出てくるかもしれません。

 でも、そうした壁を越えていくことで、あなただけの表現が育っていくのです。

 

今回の合同レッスンでは、クラスの仲間同士で写真を選び合う時間も持ちました。

 その中で、ある受講生の方がこうおっしゃいました。

 

「もっと上手に撮れた写真があるのに、なんでこのつまらない写真を選ばれたんだろう……」

 

このような反応を見ると、その方はまだ自分の写真を客観的に捉えることが難しいのかもしれません。

 でも、逆にその「つまらない」と言われた写真を選んだ方は、他の人には見えにくい“良さ”をしっかり見つけたのだと思います。

 また、ご本人はなぜその写真が選ばれたのか、をもう一度客観的に振り返っていくことが大切でしょう。

 

視点の違いは当然で、歩くペースも人それぞれ。

 

焦らず、今の自分の形で一生懸命に写真に向き合っていれば、きっと**「あの時選んでもらった写真の良さ」**が、いつか自分の目にも映るはずです。

 

 

まとりかりあ写真教室横浜ロゴマーク