緊急事態宣言が解除されました。
この2か月間を振り返り、教室のこと、写真家の活動、プライベートのことを
それぞれ振り返ってみたいと思います。
まずは写真教室について。
宣言が出されたとき、写真教室の開催をどのようにするか思案していましたが、
やはり生徒の皆様の安全を第一に考え、講座をすべて休講にしました。
教室のレッスンは通常、撮影会で撮った写真をクラスの皆さんとシェアしていくのですが、
外出ができない間、カメラから離れてしまわれないようにするには
どうしたらいいのかな?と考えました。そこでご自宅でも楽しく撮影ができる方法を動画で
発信しよう!ということになり、娘のサポートで教室のYouTube チャンネルを開設しました。
このころ、写真雑誌編集社やカメラメーカーからもご依頼いただき
おうちフォトの記事を書いたことがYouTubeでの発信に役立ったように思います。
また断捨離もしました。
事務所の引っ越しのタイミングでおもちゃのような雑貨類を集めていたものを
大量に処分し、必要最低限のものを新しい事務所へ。
大型プリンター1台とパソコン、パソコンはiMacを処分しMacminiに買い替えたことで
占有されていた大画面の部分に空間ができました。
つぎは写真家としての活動です。
昨年、リコーイメージングスクエア東京、大阪で展示を行いましたが、
今年も両会場での展示が決定し、いよいよ6/4から大阪で展示が始まります。東京では7/16から
展示を行います。
作品の構成、プリントなどの作業はだいたい3か月前後の準備期間が必要ですが、
じっくり考える時間があったおかげで、短い時間で集中して作業と準備ができました。
今回はプリント、額装などすべて自分で手作業にしました。プロラボのお店も緊急事態宣言のため
休業になってしまい、頼む場所がなかったこともありましたが、なにより自分で準備する楽しさを
味わえたように思います。
同時に、昨年の個展準備をなにからなにまでしてくださったMさんに、改めて感謝の気持ちが
よみがえってきました。
最後はプライベートについて。
写真を始めたころ頻繁に通っていた近所の公園へ改めて通うようになりました。
カメラを持っていくときもあれば、ウォーキングに行く日もあり、時々お弁当を持参して
ハイキング気分で行ったりもしました。
忙しい時期はすっかり公園のことなど忘れていましたが、
改めて近くに緑豊かな公園があってよかった、と思います。
また料理の時間も増え、玄米ごはんやぬか漬けづくり、毎朝の野菜ジュースを
日課にしました。おかげで肌の調子が良くなり体が軽くなったように感じています
(体重は減っていませんが笑)
最後にこの2か月間家にいたことでよかった、と感じたことは、
写真を通して何を一番伝えていきたいのか、が整理できたことでした。
一人で考えているといつのまにか堂々巡りになってしまうので、
友人の手を借りて、「写真を通して何を伝えていきたいのか」箇条書きにしました。
箇条書きは割愛しますが、それらをまとめると、
写真を通して気づきを得られたり、刺激を感じられたり、
そして幸せな気持ちになれる「心の潤滑剤」みたいなものだ
ということを、たくさんの人に伝えていきたい、ということです。
なかなか良い言葉が見つからないのですが
この2か月の間で私が一番印象に残った気づきでした。
せっかくの貴重な体験を忘れないよう、友人からもらったモレスキンの
優しい黄色いノートに書き記しておきたいと思います。