主宰者コラム
カメラ、写真のこと、主宰者の写真へのきもちについていろいろな角度から書いています。

 

写真に必要なもの~感性・気持ち~


記録の写真?それとも記憶に残る写真?

写真家 松田洋子コラム イメージ写真

 

カメラで誰でもきれいに撮影ができる時代。

それでも写真教室にたくさんの生徒のみなさんが来てくださるのはなぜなのでしょうか?

この4年間、たくさんの生徒のみなさんに写真の撮り方をお伝えしていて感じたのは、2つのパターンに分かれるということ。

 

ひとつは、記録の写真を撮りたい方。

もうひとつは記憶に残る写真を撮りたい方。

 

 

記録は写実、記憶は感性

どちらが良い、悪いはありません。

みなさんはどちらがお好みですか?

  


上達は真似することから始まる

写真の上達は真似から

 頻繁に質問されること、

「撮影がうまくなるにはどうしたらいいですか?」

それには素敵だなあ、と思う写真を真似すること。

 

 

決まったシャッタスピードや、決まった絞り値にすれば、みんなきれいに撮れると錯覚している人がたまにいるようだが、機能と感性が写真には必要なのです。

 

心が動かされるような写真を撮りたければ、自分が心動かされた写真を真似してみるのが一番!

 

素敵だなあと思う写真を探してみてください!


写真のちがい、男子と女子

写真を撮影中

生徒の皆様から聞こえてきたお話について書きたいと思います。

 

撮影した写真をご主人様に見せたときに、「何を撮りたいのかわからない」

 

という感想に傷つきました、先生はどう思われますか?というご感想を本当によく伺います、本当によく伺うんです、このご感想を。


実は私も、カメラを初めたばかりのときに主人に見せたところ、

「意味がわからない」とひとこと言われたことがいまも記憶に残っています。


まさか、そんな写真を撮る人が写真教室を主宰するとは、思っても見なかったでしょうね。

写真教室横浜 窓から差し込む優しい光の写真

いまでは私の写真を見ても、余計なことは言わないでおこう!と思っているのかいないのか、

 

何も感想は言わなくなりましたが・・・

 

 (←男性が見たら、何を言いたいのかわからない・・・と、まさに言われそうな1枚を選んでみました。笑)

 くっきり写真はどこがいいの?・・・なカメラ女子

 

実は逆も言えるのですね。被写界深度が深い、概ね絞り8以上の写真は比較的男性が多く撮影されることがあります、例えばこんな感じ。

クレマチスの丘の写真


写真はクレマチスの丘で撮影した1枚。どこもぼかしていない写真です。

私も実はよく撮るので結構好きな深度でもあります。


写真展のお客様やFacebookの男性のお友達から、「背景をぼかした写真は撮ろうと思ったことがなかった!」という声もなんども聞いたことがありました。

 

ただ、対してカメラ女子はこんな写真が好きな人が多いのです。背景が思いっきりボケています。

玉ボケが綺麗な光のオーナメントの写真


「くっきりはっきりの、写実的な写真は好きじゃない」

こんな言葉を、くっきりはっきり大好き!な男性が聞いたら泣いちゃうかもしれませんね。実は密かに、カメラ女子の間でささやかれている言葉なのです。

 

もちろん、そう思わない方もいらっしゃいますが、教室生の多くの皆様はこちらのご意見の方が多いのです。


びしーっと決まった写真を見ても、ふ~ん・・・とスルーされるかもしれません。男性のみなさま、心しておいてくださいませ。( ´艸`)その理由は男性と女性の視点の違い。


私なりの考えなのですが、男性は目の前の景色を写実的に撮りたい、反対に女性は、現実にはない夢の中のような場面を撮りたい、という思いがあるのではないでしょうか?

 

 せめて写真の世界の中で、夢を見ていたい♪うんうん、素敵だなあっていつも思います。

 

(2017年2月7日 まとりかりあ写真教室ブログより)

 


写真集は絵本を楽しむように

「川の流れる町で」大西みつぐ 「写真展を開く!」篠原俊之

先日、東京小伝馬町にある写真ギャラリー、ルーニィ247ファインアーツへ行ったときにとても気になる写真集があり、買い求めました。

 

「川の流れる町で」大西みつぐ
「写真展を開く!」篠原俊之

篠原さんの本は、写真集ではありませんが、写真展を企画運営している私にとってバイブルになる1冊なので、以前から欲しかったものです。

 

写真集は、何が写っているのか答えを求めず見るのが正しい見方だと思っています。見る人が想像できるような写真集が楽しいですよ。

絵本を見るような気持ちで楽しんでくださいね。

 

大西さんの写真集は、どこの町だか、川だかわからずに見てください。

写真を見て、「これはどこですか?」なんて聞くのは邪道です。


風を撮る、写真家テリ・ワイフェンバックから学ぶ

風を撮る、写真家テリ・ワイフェンバックから学ぶ

静岡県三島市、クレマチスの丘で開催中の、アメリカの写真家テリ・ワイフェンバックの展示に際し、ご本人が1ヶ月、日本に滞在されていました。

 

幸運にもテリさんご本人にお会いする機会をいただくことができ、写真のアドバイスを頂戴しました。

 

印象的だった言葉は、

 

「ディープフォーカスにしないこと」

手前から奥まで、くっきりはっきり撮りすぎない、もっとぼかして!

 

というアドバイスでした。

 

日本人の男性に多く見られる、被写界深度が深い写真と真逆の、1点にピントがあい、後はボケている写真という特徴があるテリさんの作品から、いつも風や空気を感じることができます。

 

これは人によって感じ方が違うので、そう思わない方もいるかもしれません。けれど、自分の表現に自信を持って発表されているテリさんの姿勢にますますファンになりました。

 

ご本人にお会いしたあとから、自分自身の写真に対する姿勢が大きく変わった気がします。

写真をプリント、展示すること

おウチでプリント!してみませんか?

和紙プリントワークショップにて
和紙プリントワークショップにて

 写真は撮るけれど、わざわざプリントまではしない、という方も多いのではないでしょうか?私もカメラを始めたとき、ブログに掲載する写真が撮れたら、という気持ちではじめました。

 

しかし、長く写真を撮っていると次第にもっと豊かな表現をしたい、と意欲が出てきます。それを解消するには、やはり写真をプリントしてみることではないでしょうか?

 

液晶画面で見る写真とは臨場感が全く違います。まるで別物になって画面から出てきたような感覚です。

 

 

写真がマンネリ化してきたな、と思ったらぜひおウチの複合機でもかまいませんから、写真用紙にプリントをしてみませんか?作品はぜひ、写真立てに入れて飾ってみてください。

 

毎日見ていると、その日によって感じ方が違ってきます。

 

撮影したときの気持ちが蘇ってくるかもしれませんし、写真の奥に気が付かなかった風景が広がってくるように感じるかもしれません。

 

まずはおウチプリントで、ご自身の写真をプリントしてみませんか?

 

まとりかりあ写真教室横浜ロゴマーク